2010年06月30日

崖の上のポニョ(宮崎駿)

 ジブリの話題に触発されて、ワールドカップで世間が未曾有の一体感に包まれているなか、『崖の上のポニョ』を観ました。

 いや、よかったです。

 まず、崖の上に宗助の家があって、裏の道を下ればすぐ海があるというところがいい。

 そして、島の大半が水に沈んでしまうという発想は最高。

 誰もが、自分の町が半ば水没していまうという情景を思い描いたことがあると思いますが、それを具現化してみせている。

 窓を開けるとすぐ海になってしまっているし、しかもおもちゃの船で進める。あの船の動かし方も、なんだかできなくもなさそうなところがよい。

 日常と幻想世界の重なり合い、これこそがファンタジーの醍醐味だと痛感しました。

 また、ぼくはあの辺りの出身なので、舞台が瀬戸内海だということにはすぐに気がつきました。あれは太平洋や日本海側ではできません。

 あの、小島が点在していて、両側には本州・四国があるという風土そのものが、すでに何らかのファンタジー要素を含んでいるのだと思います。

 「ポニョ」のあの感じ、瀬戸大橋を渡ってみるとよく分かると思います。明石大橋や鳴門大橋ではだめです。しまなみ街道はいけるかも。

 がんばれニッポン!!(イワン)
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2010年06月25日

アフター・カーニバル深夜便〜第11回生放送の告知〜

6月26日(土)夜24:00〜(27日(日)0:00〜)

会場
(終了しました)

アニメの週 担当:SIZ

第1回:スタジオジブリのアニメについて

来月ジブリの新作アニメ『借りぐらしのアリエッティ』が公開されるので、それに合わせてこれまでのジブリアニメを振り返り、ジブリアニメの今後について考えてみる企画。最近放送されているテレビアニメについても少し話してみたいと思っています。(SIZ)
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2010年06月23日

アフター・カーニバル深夜便(第四十八回)〜かっこいい本の題名を挙げて話す〜

 前半は本の題名や小説の題名についてみんなで話して、後半は小説の冒頭を読んでその題名を当てるクイズ的なことをしています。
 全体的に近代文学の話がメインになっている感じです。ここ最近の小説の題名について話しても良かったかも。
 開始4分くらいのところで回線が切れてしまったので、そのあたりが無音になっています。(SIZ)


2010年06月21日

大峰山のこと

(この記事は2005年11月6日に書かれました)

 今日内田樹のブログを観ていたら、大峰山炎上という記事があって、顛末を知って仰天した。どういう話かというと、要するに1300年に渡って女人禁制が護られている霊峰・大峰山に禁制の解放を求める団体が押しかけて問答した挙げ句、先走ったバカが3人許可を得ずに登山を強行したというもの。

 まあ、これについては方々のブログでかなり批判されているけど、にしても本当に呆れるより他にない。主催者は伊田広行という立命館の非常勤講師で、自身のサイトで登山の呼びかけと、大峰山に宛てた質問書、それにその顛末を掲載しているのだけど、この30を越える質問事項というのが相当なもんである。例えばこうである。

19 山の上で、マスターベーションをするのはいいのですか? また山の上にポルノ雑誌を持ち込むことはいいのですか? 登山者やハイカーの場合はどうですか?

 バカなのかコイツは?

 いや、いちいちこういうのに反応するのも大人げないのだけど、「山の上で、マスターベーションをしたいのですか? また山の上にポルノ雑誌を持ち込みたいのですか?」と逆に質問したくなる。この質問書に対しては日々徒然というブログが丹念に反論しているのでそちらを参照してほしいが、こういうのがいるからフェミニズムはダメなんだと思わざるを得ない。

 その他色々なところで散々批判されているけど、その批判は大体次のようにまとめられると思う。

1、大峰山は私有地である。故に許可なく立ち入るのは不法行為であり、また女人禁制を敷いていようが批判されるいわれはない。また、いちいち質問書に答える義務もない。

2、仮に大峰山がパブリックスペースであったとしても女性差別と言うことは出来ない。例えば公立の女子校・男子校、電車の女性専用車両などがある。

3、宗教上の理由から女人禁制となっている場所は他にも沢山ある。東方正教会のアトス山やイスラム教のモスクに対し、同じ主張をすべきではないのか。

4、沖縄の御嶽は男子禁制だが、これに対しても同じ主張をすべきではないのか。

5、話し合いを持つといいつつ登山を強行することは信教の自由の侵害ではないのか。

6、イスラム教やヒンズー教徒に豚肉・牛肉をそうと知らさずに食べさせるのとどう違うのか。

7、彼らのやったことはマイノリティを叩く行為そのものではないのか。

 これらの主張全部に同意するわけではないが、しかしともかく伊田を初めとする参加者が思慮に欠いていたことは間違いない。そして彼らが山の人や地元の住民に対し「話し合いを持ちたい」と言いつつ、これらの批判に対し、沈黙し続けているのも確かである。

 ぼくはアンチフェミニストなので、彼ら(彼女ら)が叩かれるのを見てもいい気味だとしか思わないけど、しかしここで少しでもフェミニズムの信頼を取り戻したいと考えるのならば、沈黙は得策ではないと思う。(A.I.)
posted by SIZ at 08:55| Comment(1) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

アフター・カーニバル深夜便〜第10回生放送の告知〜

6月18日(金)夜24:30〜(19日(土)0:30〜)

会場
(終了しました)

本の週 担当:イワン

第1回:かっこいい本の題名を挙げて話す

題名の内容のほかに、かっこ悪い、いただけない本の題名を挙げたり、視聴者の方も参加しての、本の冒頭を挙げて題名を当てるクイズもできればと思います。(イワン)


ジャンルのカテゴリーで「本」というのは確かにちょっと漠然としているかも知れない。今後変更することも視野に入れて、イワンさんには自分の趣味を前面に推し出してもらいたい。

小説の題名について
http://after-carnival.seesaa.net/article/65744909.html

↑これはA.I.さんの記事だけれども、当日はこういうことを話すことになるかも知れない。(SIZ)
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2010年06月16日

著作権保護期間の延長に反対する

(この記事は2006年7月23日に書かれました)

 今日(7/23)の読売新聞の一面に、「著作権 映画以外も70年」という記事がでかでかと載っていた。とうとう来たかという感じだが、よくよくバカなことをしているものだと思う。関係団体の意見は期間延長で一致したということだけど、どうしてそれが自らの首を絞める結果になるだろうということに思い至らないのであろうか。不思議である。

 記事の最後には「今年、死後50年が経過するのは詩人の高村光太郎や歌人・会津八一など。来年は評論家の徳富蘇峰ら。08年には、日本画家の横山大観、09年には俳人の高浜虚子、作家の永井荷風が没後50年となる。ほかに著名な作家では三島由紀夫が2020年、川端康成は2022年に死後50年を迎える。」とあるが、高村光太郎、会津八一、徳富蘇峰なんぞ誰が読んでいるものか。高村はまあそれでも教科書に載っているから読まれているかもしれないが、会津八一など名前すら知られていないだろうし、おそらくそんなやつの本を高い著作権料を払ってまで出版しようと言う奇特な出版社もあるまい。

 このあいだの『ローマの休日』DVDの権利問題もそうだけど、次から次へと新しい小説や映画が出版・公開されているような現在の状況で、よっぽど安いかよっぽどの名作でもない限り、高い金だして古い作品を手に入れようとする奴などそう多くいるわけもない。格安500円DVDは違法性がないということになったようだけど、仮に違法だということになって500円DVDが市場から駆逐されたとしても、じゃあ変わりに3800円出して正規のDVDを買いましょうということになるはずはない。『ローマの休日』くらいの名作ならまだ需要もあろうが、『カリガリ博士』とか『ノートルダムのせむし男』だったら、みんな300円のレンタルで済ませてしまうだろう。500円だから買ってみても良いかもとなるのである。

 ぼくは大学院時代、論文を書くためによく国会図書館に通って古い資料や論文を漁っていた。当たり前だけど、あそこはやたらと著作権にうるさい図書館で、研究目的でも資料の半分までしかコピーがとれない。そもそも書店はおろか一般的な図書館でも手に入らないような資料だから、国会図書館まで来て探しているのである。そのコピーを(特に論文は)半分しかとることが出来ないとなれば、資料としてもほとんど意味がないし、他で手に入れる機会だってほぼゼロに等しいということになる。そうやって今やどこからも手に入れることの出来ないような資料を、それを必要としている人間がいるのに、著作権法などを振りかざして必要とする人の目から遠ざけようとすることに一体如何なる意味があるのかぼくにはよく分からない。著作権者だって誰にも読まれないまま国会図書館の書庫に埋まっているよりは、例え金銭的利益にならなくともコピーされて誰かに読んでもらうほうが本望だろう。

 論文の場合、他の論文に引用されることがその論文の価値を高めることになるのだから、尚更である。論文集を買って読む人などほとんどいないわけで、だったらコピーしてもらって、より多くの研究者に読んでもらうことを著作者は望むはずだ。

 映画や小説のようなコンテンツの文化というのは、『ローマの休日』だとか三島由紀夫だとか川端康成のような超有名な作家や作品によって支えられているのではない。文学研究者や文化研究者がそうするように、誰も読まない作家の作品、資料などから得られる情報にこそ、過去の文化や歴史を知る上で重要なものが多く含まれている。そしてそういった研究者の地道な営為によって、誰も知らない作家や誰も読まない作品のなかから「再発見」され「再評価」される作家や作品が出てきたりするのだ。

 格安DVDなんていかにもあざとい商売だけど、しかしああいうものや「青空文庫」のようなものが、今まで忘れられていた作品に光をあて、そのことが新たな読者やファンを増やす機会を作っているという側面を無視すべきではないと思う。

 著作者の死後70年ものあいだその権利を保障することによって、得をするのは一体誰なんだろうか。得をするのが誰であるにせよ、一部の有名な作家や作品の権利を保護することにばかり汲々とするのは、その下に埋もれている膨大な数の無名の作品から日の目を見る機会を奪い、文化という名の土壌をやせ細らせているようにしか思えない。(A.I.)
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2010年06月12日

アフター・カーニバル深夜便〜第9回生放送の告知〜

6月12日(土)夜24:00〜(13日(日)0:00〜)

映画の週 担当:A.I.

第1回:映画のネタバレをします

犯人はヤス。みたいな感じで、衝撃的なラスト! あなたにこの謎が解けるか! みたいな映画も、2時間観ることなく結末を知ることが出来るという「忙しい人向け」の企画。いろいろと残念な気持ちになると思いますが、だったら君もネタバレすればいいじゃない。
「今日、『シックス・センス』観るんだよ。何か面白いらしいね」
「ああ、あのブルース・ウィリスが実は○○なやつね」
そうやって、友達をなくした日のちょっぴり切ない気持ちを心おきなくぶつけられる。そんな憩いの時間にしていきたい。
ぜひ、あの映画のラストは観てない人にしゃべってしまいたい!
その熱い思いを受け止めたいと思います。(A.I.)


会場はこちら
(終了しました)
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2010年06月10日

アフター・カーニバル深夜便(第四十七回)〜『北斗の拳』のセリフと擬音をひたすら挙げてくよ?の巻〜

 『北斗の拳』の名台詞を上げていく企画でしたが、R氏と僕(SIZ)は『北斗の拳』についての知識があまりなく、グダグダな放送になっています。しかし、後半からは『北斗』に詳しいA.I.氏も参加して、ひとまず、この前アップした記事のように、ベスト10を決めることができました。
 放送のあとにはイワン氏も参加して、いろいろと話をしましたが、やはり僕たちはジャンプ世代なので、このあたりの話題では話が尽きることはないですね。今回の企画のようなものは、以前の放送で語った、80年代を振り返る路線に通じるものだと言えます。(SIZ)



(関連する過去の記事)
アフター・カーニバル的『北斗の拳』のセリフ・ベスト10
http://after-carnival.seesaa.net/article/152636183.html
愛ゆえに人は苦しまねばならぬのか?(現代マンガの潮流E)
http://after-carnival.seesaa.net/article/111799390.html

2010年06月08日

アフター・カーニバル的『北斗の拳』のセリフ・ベスト10

 この前の土曜日に行なった放送で、『北斗の拳』のセリフのベスト10を決めました。結果は以下の通り。

1 ぱっびっぶっぺっぽおっ
2 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ
3 我が生涯に一片の悔い無し!
4 ひ、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!
5 お前はすでに死んでいる
6 ひでぶ
7 やめてとめてやめてとめて・・・とめった!!
8 天を見よ!見えるはずだ、あの死兆星が!
9 ラオウよ 天に帰るときがきたのだ!
10 あたたたたたたた

番外(放送後に出てきたもの)

ぼつぼつ死ぬか
ブタをかっているのか
おい、そこのハゲ
同じ女を愛した男だからだ
お師さん……ぬくもりを。


 なぜ、このような結果になったのかなどの経緯については、後日録音したものをアップする予定なので、それを聞いてみてください。(SIZ)
posted by SIZ at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

アフター・カーニバル深夜便(第四十六回)〜浅野いにおの『ソラニン』について〜

 4月の終わりに行なった生放送の録音。
 『ソラニン』の映画を見たというクヌギさんをゲストに呼んで、原作のマンガ作品について話をしています。
 本当は一時間くらい話をしたのですが、13分しか録音されていなかったです。この後、イワンさんも参加して、三人で話をしたのですが…。



 話の概要が知りたい方は、以下のクヌギさんのブログの記事を参照してみてください。

ソラニン(充電率30%)
http://30per.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5187.html


(関連する過去の放送)
第四回:最近読んだ(続きが気になる)マンガ・ベスト10
http://after-carnival.seesaa.net/article/119661631.html

2010年06月04日

アフター・カーニバル深夜便〜第8回生放送の告知〜

6月5日(土)夜23:30〜

マンガの週 担当:R

第1回:『北斗の拳』のセリフと擬音をひたすら挙げてくよ?の巻

「北斗の拳かぁ・・・ゆぅわっしゅぁあーっ!」
「なんぼのもんじゃーっ・・・!」
「おいちょっとまてよそれって男塾じゃねえの!?」
多分そんなんになります。ええ頑張ります。ゴゴゴ(R)


会場はこちら
(終了しました)

この前の記事で書いたように今月から深夜便はそれぞれの週で話すことのジャンルを決めました。第1週目はマンガについてです。今後は少し緩い感じでやっていきたい。(SIZ)
posted by SIZ at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 生放送の告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

『けいおん!』の部室

『けいおん!』の部室がすごいことになっている。

『けいおん!』といえば「作画の素晴らしい萌えアニメ」とゆうやつに分類されるのだろうが、そんなものより普通にハイクオリティなアニメを期待したい僕が何でこれを見ているのかというと、これが軽音部(「部」がわりと大事)モノだからである。ギャグ自体も嫌いじゃないけど。軽音部には部員としても監督する側としてもけっこう色んな形で関わってきたのでそれなりに思い入れはある。『けいおん!』に期待するところは特にないのだが、流れで見てしまう。すると楽器シンクロに驚くことにはなる。ベースの指引きがリアルだとか、それぞれ実在する楽器を使用しているだとかそれなりにほーと思う(BECKや浅野いにお等のマンガなら分かるが)。しかしTVアニメにせよ昨今のアニメ界のハイクオリティの流れからすればまあ当然かなとも思うので、まあそれはいいのだ。ただ劇中でほとんど完全な校歌を作って、それをまじめにイントロのピアノから演奏して、歌わせて、間奏越えてまで続けてやったのにはちょっと心意気のような物を感じないでもなかった。個人的に。

第2シーズンで僕が萌えたのは、部室の描写だ。
L字型。これに尽きる。いったいなぜ? いやむろんそこがいいわけなのだが、普通そうゆう設定出ないよなぁ・・・と思ってしまう。モデルがあるようだがどこまで実際に忠実なのか知らないので、そこはとりあえずカウントしないで感嘆しておく。木造校舎(外見近代建築だけど)の木の扉を開けると縦に長い教室の奥が右奥にまだ空間を持っている。そこを曲がると準備室がある。この部屋は何なのだろうか?僕は小学校から大学までけっこう色んな学校の音楽室・準備室・視聴覚室・部室やそれに類する施設・教室を見てきたのだが、音楽室にしては狭すぎて生徒は入りきらないし入ってもL字型で授業しづらいことこの上ない。でも黒板(左側が五線譜付き、右側が無地というよく見るアレ)を始め設備は一応あるから不思議だ。準備室としては大きすぎるし物が少ないし、じっさい準備室は隣に設置されている。と思ったら扉の上には「準備室」とある。では中の物置は用具室ということか。この用具室は奥にまだ扉があるので、さらに何やら空間があるらしいのだが・・・。

いずれにせよかなり贅沢なのだが、まあそういうこともあるにはある。もとは小規模の吹奏楽部か合唱部か音楽部用だったということかもしれない。それにしても贅沢だといえばここの学校の潤沢さを示しているのがジャズ研で、軽音部専用音楽室の他にまだ音楽系の教室があろうとは。それも大所帯の吹奏楽やマーチングなら分かるしよくあるのだが、ジャズ研究会である。そもそも高校に(おそらく)部じゃないとはいえジャズ研究会なんてものがあるとは。ジャズとジャズ世代がすたれて久しいなか、大学のサークルで細々と棲息しているのが現状である。吹奏楽ブームで古典的ジャズのスイングがやや息を吹き返してはいる流れもあるかもしれないが、それにしてもである。

ここのジャズ研究会の教室が元々から音楽用の教室かどうか微妙だが、楽器置き場は吹奏楽部並みに充実している。おそらく全生徒用の音楽室にも楽器はそれこそ必要なので、それとは別にジャズ研所有の物であろう。部員のかどうかわからんがちゃんとウッドベースもある。エレキギターやベースだけでも並の軽音部以上に本数を保持しているようだし、普通あんなアンプ充実してないって・・・。後輩と3人でギター練習するシーンではアンプ三台同時に使用している。しっかり配線関係もごまかしていない。シールドも豊富なようだ。まぁシールドにしろアンプにしろこの辺はそれくらいならあるとこにはあるが乱暴な扱いによって結構へたってて使えない物が多いのだ。ジャズ研の部員はなかなか優秀なユーザーということになる。

並んだ楽器ケースから判断するにジャズコンボはおろかビックバンドでもそんなにいらんだろうってくらいの、おそらくは管楽器系が揃えられている。ブラバンクラスで使うようなやつとかがね・・・。しかし何より驚くのは、生ピアノがあるのはまぁいいとして、地味に奥に鎮座ましますビブラフォンである。ビブラフォンというのは鉄琴と木琴の間みたいな楽器でビブラートがかけられドリーミーな音を出す。小学校の音楽室では見かけることがある。それ以外だと学校では、私立などの潤沢で強豪校のブラバンなんかが持っている。あまり教育楽器でもないので学校現場でよく置いてあるという類の物ではないのだ。それがあるではないか! ただジャズには重要な楽器であり、必ず使用されるというほどでもないが、ライオネル・ハンプトンだとかFUNKよりだがビリー・ウッテンなど錚々たるプレイヤーがいる。とはいえさすがにジャズ研部員には扱えてない様子だ。

ところで壁にはたぶん顧問が貼ったのであろうマイルス・デイビス「KIND OF BLUE」のジャケットが飾られている。まぁ普通にそれっぽいチョイスなわけだが、女子校?でジャズ研があるとはいえ、やはり今時の女子校生がこれを飾るとは考えにくいので、そもそもこのジャズ研は顧問の存在がデカいのではないだろうか・・・ということまでを一目に悟らせる背景美術?の仕事なのであった。ということは軽音部とはそういう点でもやや格差があるらしいことが分かり、うむ、ありがちだなあと思うわけである。

軽音の部室に戻ろう。
マイクスタンドや楽譜スタンドがある。これはいい。アンティークなテーブルとイスがある。会議用か? 確かに準備室にはあるものだ。ソファがある。・・・う〜ん。部屋の間仕切り兼カバン置き場に使用されている。そのおかげでまぁ案外な生活感というか現実感がある。そして収納系。ファイル資料ぽいのとマンガが収まってるらしい壁の棚とは別にチェストのような物にバンドスコア(とマンガ)が入ってる。うむうむ。タンスもあるがこちらはお茶会道具がメインなようだ・・・。用具室の中も充実している。大掃除したときの段ボール箱の中身のあるある感ったら!古い洋楽雑誌もほこりかぶってて良い感じ。

次に注目すべきはオルガンだ。そうかーオルガンあるのかー。いいなぁー。教育楽器としての物っぽいがあるだけ素敵だ。ほとんど調度品のようになってるけど木造校舎によく似合う。
だが・・・なんといっても水道設備である。なんだこれは。妙なリアリティとさりげない存在感。L字型の構造とよくマッチする世界観。玄関先から隠れて見えない所にあるという絶妙な配置。何が絶妙なんだかよくわかんないがとにかくファンタジーを感じる。この蛇口と鏡はどうしてここにあるのだろう? なぜ音楽準備室に?なぜこの位置に?(非実用的なようでもあり納得感があるようでもある)
というわけで『けいおん!』部室最大のポイントはL字型と水道の配置である。

そういえば彼らの練習位置も面白くて、普通なら教室の奥でやりゃあいいものをそこはお茶会場になっていて、ドアを開けてすぐ横の黒板前にドラムセットを(仮設した流れのままな感じで)常設し、そこでバンド演奏をしている。なんだかなりゆき感丸出し、「とりあえず」がずっと続いてる「ザ・日常」みたいな感じがしてグダグダな彼女たちらしいのである。

余談だが、澪はただひとり男言葉というか少年言葉(「〜言っただろ!」とか諸々)を話すところがポイントなんだろうなと思っていたらそれには理由があったようである。そうか一応それにも設定というか理屈があったのか。(R)
posted by R at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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